メガネ手帖

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メガネが綴る日々の出来事、妄想、空想、よしなしごと

君はもう米津玄師を読めるか

タイトルのきっかけはTwitterで「うちのオカンがテレビで米津玄師の曲が流れてきた時、『あ、わたしこれ知ってる…げ、げん…玄米師匠!』って言ってた」というツイートを見て爆笑してしまったこと。

 
最初の『げ…げん…』ってところからもう間違ってる。玄米師匠て。なんの師匠なんだよ。いや、玄米か。玄米の師匠ってなんだよ。他にも白米師匠とか十五穀米師匠とかいるのかよ。米一門かよ。外国人の弟子を連れてきて「ブレンド米 一平」とか名付けるのかよ。
 
とまぁツッコミどころ満載なんですが、この爆笑はそれを揶揄する意味ではなくて、「分かりすぎる」という共感のアレだ。確かに米津玄師って字面は玄米師匠っぽさがある。そして玄米師匠って名前はどこかで聞いたことがあるような気さえする。ダウンタウンのごっつええ感じにそういうキャラがいたような。非常に座りがいい、玄米師匠。
 
はー面白かった、とひとしきり笑っておいてなんだが、ちょっと不安になった。そもそも僕もちゃんとした読み方してるんだっけ?僕はずっと「よねづげんすい」だと思ってたけど、これもひょっとして間違ってるのかも知れない。不安になって調べてみたら、なんと正しい読み方は「よねづけんし」だった。
 
散々笑っていた僕も間違ってた。よねづげんすいってどっから出てきたんだ。おそらく「げんすい」ってのが「師」という文字と「玄」の音から勝手に「元帥(げんすい)」を想像してそう読んだんだろう。元帥というのは陸軍幹部の階級名だ。思わぬ方向で僕の中二な感性が露になってしまい、大変恥ずかしい結果となってしまった。
 
いやいやしかし、こうなると「よねづけんし」っていう読み方の方がおかしいんじゃないのか。読めないよ。百歩譲っても「よねづげんし」だろう。活動名義をつけるのであれば、もうちょっとみんな間違えないような名前にするべきじゃないのか、そう思ってWikipediaを読んでいたら、なんと米津玄師は本名だった。
 
ちょっと待って、そうなってくると全然話変わってくるよ。そういうのはもっと早く言ってくれないと。よねづけんし君はなにも悪くなかった。それなのに、君のこと誤解していてごめんよ。本当に申し訳ない。どうか許してください、玄米師匠。