メガネ手帖

メガネ手帖

メガネが綴る日々の出来事、妄想、空想、よしなしごと

流れるプール、あるいは

この夏もお祭りやプール、BBQなど色々とたくさん遊んだんだけど、子供たちに聞いてみたところ、1番楽しかったのは意外にも「プール」だった。3人で行った「流れるプール」が1番楽しかったらしい。

確かに流れるプールは楽しい。僕も好きだ。ただちょっと考えてみたんだが、「流れるプール」って名前はなんか変じゃないか。だってプールは別に流れてはいない。流れているのは水であり、流されているのは僕たちだ。つまりあれは「流れるプール」ではなく「流される僕たち」と呼ぶ方が正しいんじゃないだろうか。

流される僕たち。なんだか現代アートみたいなプールになってしまった。僕たちはいつも、周りの雰囲気に、強いものの圧力に、そして怠けようとする心に、流されて生きている。流されて生きるのは楽かもしれない、でもそれじゃいけないんだ。そんなメッセージが込められたプール。絶対入りたくないな。