メガネ手帖

メガネ手帖

メガネが綴る日々の出来事、妄想、空想、よしなしごと

棚上げ

「モテたい」という気持ち、なくしたらあとは堕落するだけ。結婚しても忘れちゃいけないものとして、心に刻んでおきたいものだ。

でも今更、自分を磨くことによってモテるという「努力型モテ」は正直しんどい。楽してモテる方法を考えたところ、ライバルを減らす、あるいは対象を増やすことによる「相対的モテ」という手法を思いついた。

つまり自分を変えるのではない、環境を変えればよいのだ。もっとも簡単なのは、女性ばかりの職場に転職すればいい。それだけで、男だらけのSEなんかやってるより10倍はモテる。コレだ!半数以上が女性。いくらボクでもモテないはずがない。ウハウハな人生が僕を待ってる。うへへ!転職しなきゃ!

よし、善は急げだ。どうせなら美しい女性が多そうな職場がいい。どんな職業がいいか考えてみよう。

看護婦さんがいる病院。…ダメだ、医者なんて逆立ちしてもなれない。
フライトアテンダントがいる航空業界。…パイロットなんて夢のまた夢だ。
じゃあレースクイーンがいるF1業界。…F1レーサーなんてどうやったらなれるのか見当もつかない。いったいどうしろってんだ。

なぜだ。美しい女性が多そうな職場には、既に実力も金も持った男が居座ってる。陰謀のにおいがする。別にF1に美女は必要ないだろう。絶対おかしい。何かが歪められてる気がする。

おそらくは医療業界、F1業界、航空業界の人間はセクハラな思惑で一杯なんだ。「職場に女性を!」「うへへ!俺たちモテモテだね!」とか言って喜んでるに違いない。アホじゃないのか。

もしかして権力を持った男は、みんな職場に女性を数多く配置するよう画策してるのか。神聖であるはずの「職場」に、そんないやらしい発想を持ち込むだんて信じられない。僕はそんな奴らを絶対に許さないぞ!