メガネ手帖

メガネ手帖

メガネが綴る日々の出来事、妄想、空想、よしなしごと

目覚めのとき

昨日会社の同期達とワールドカップを観戦し、あまりの結果にひとしきりふて腐れたあと、同期の家で漫画を読みふけっていたので寝坊しました。

まぁ、ちょっとした遅刻で済んだので事なきを得たわけだが、それにしても目覚ましの奴め。なんて役立たずなんだろう。

とはいえ目覚ましは確かに鳴ってたし、僕はそれを消して、それからもう一回寝た。どう考えたって完全に僕のせいだと思うが、この目覚ましがもうちょっと気が利く奴だったら、もう一回僕を起こすくらいはしてくれても良さそうなものだ。

だいたい、いつもコイツは僕の安眠を妨げる。人が気持ちよく寝てるところに大音量を響かせて起こそうなんて、なんて酷い奴なんだろう。かといって、僕を起こさなかったら、それこそ役立たずだ。目覚ましからすれば、起こしても起こさなくても怒られるのだ。ちょっと可哀想な気もする。

でも、コイツも悪い。なにも大音量で起こさなくてもいいじゃないか。人が気持ちよく目覚められるよう、もっと工夫を凝らすべきだと思う。

僕が思うに、心地いい目覚めさせられ方は、やはり「恋人の囁き」が1番だろう。
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「おはよ」と優しく語りかける目覚まし時計。

「うるさいなー、もう少し寝させろよ」
「好物の目玉焼きを焼いてるのよ」
「えっ?ホント?」
「うーそ。早く起きなさい」
「ちっくしょー、やったな!」

このようなやり取りで目が覚めるわけだ。
相手が目覚ましだ、という点を除けば、これ以上ない目覚め方だと思う。目覚まし時計は、この手法をどんどん取り入れるべきじゃないだろうか。

というような内容の話を妻に力説したところ、彼女は悲しそうな目で一言。

「お願い、早く目を覚まして」