メガネ手帖

メガネ手帖

メガネが綴る日々の出来事、妄想、空想、よしなしごと

鼻毛の伸びる早さについて考える

鼻毛が伸びるのが早くなっている気がする。

朝顔を洗い、歯を磨いていると「あれ?もう鼻毛出そうになってる」となることが増えてきた。昔は何週間に1度手入れすればよかったはずだが、今は毎週やらないと危険なペース。鼻毛が伸びる速度って、歳をとると早くなるものなのか?

たまに「鼻毛が信じられないくらい飛び出てるおじいさん」というのを見かけることがある。「じじい、ちゃんと手入れしろよ」と思っていたが、あれはひょっとして朝に手入れしてキレイになっていたのに、昼頃にはもう飛び出てしまっていた、ということだったのかも知れない。歳をとるとそれくらいの速度で伸びるようになる。そう考えると、あの束になって飛び出てる鼻毛にも合点が行く。知らないうちにグングン育っているのだ。まったく油断ならない。

他にもそういうものがあるんじゃないか、と思っていろいろ考えていたら、自分の身体ではないが「友達の子供の成長の早さに驚く」ということもよくあるな、と思い至った。「ついこないだまではこんなに小さかったのに、もう喋るようになってる!」とか。あの成長する速度も凄まじいもので、まったく油断ならない。

この2つの「知らないうちにグングン育っている」という類似性に気がついてしまったせいで、今後久しぶりに友達の子供を見て「大きくなったね〜!」と思ったとき、頭のどこかで「僕の鼻毛と一緒だ」と思ってしまう可能性がある。友達の子供を鼻毛と同列に考えてしまう。

家族ぐるみでお付き合いするにあたり、僕はこっそり「おたくの息子さん、僕の鼻毛と同じですね」という目で見ているかもしれませんが、悪気はまったくないので許して下さい。